箸って便利

これを使えば、PCを弄ったり原稿を描いたりしながらポテチが食べられる!手を汚さないから!そもそもPC弄ったり原稿描いてる時にそんなもの食うなよボケと言われたらそれまでなんだけど、それでも無性に食べたくなることがあるのだ!何を隠そう、この文章を書いている最中にも俺は噛むほど美味いブラックペッパーのポテチを食っている!
ところで、箸ってこういう時にはすごく便利なんだけど、他に使い道があまりないのよね…。箸って「正しく」使うことが(どちらかというと)難しいものだと思うのよ。「広義的には『箸の正しい使い方』なんて存在しない!」と言われそうだが、それじゃあ貴方は物体を摘む目的以外で箸を使うの?と言いたい。摘む目的で使っていない2本の棒は「箸」じゃないからね。
…さっき「正しく」って言ったんだけど、実は最近、「正しいことって何なんだろう」と考えるようになってきた自分がいる。卑怯な理論を繰り広げそうになる前に「何にとって」正しいのかを明確にしておくと、「この世の全てにとって『正しい』もの」である。この定義でいくと、例えば人を殺すのは「正しくない」とは言い切れない。生きるために生物を殺している人間は間違ったことをしていると言い切れるのか?貴方は生物を殺さずに生きていけるのか?そもそも、この論争は無機物には関係しない。…そうすると、世の中で唯一正しいのは物理法則だけになる。物体Aと物体Bが衝突すれば双方に同じ大きさの力が反対方向に作用し、それなりの影響を及ぼす。光の速度は座標系に関わらず一定である。その他諸々。プログラムに関しても同じことが言えるのではないか?仕様書通りに動くプログラムならば、プログラミング言語の選択やアルゴリズムの選択に関わらず、間違ったものなど何一つ存在しない…と俺は信じている。
はっきりしたことは解らないが、ひょっとしたら将来の俺はマジで「正しい」「間違っている」で判断される世界ではない世界に足を踏み入れることになるかもしれないのだ。ぶっちゃけ芸術系って奴なんだけど、この世界って「間違ったこと」が無いことがかえって仇に出るような気がする。正しいことだけをやっていればいいってもんじゃないからさ。レールを自分で引かなきゃならない。
そんなわけで、俺はポテチを箸で食うという行為は決して間違っていないと思う。そして、来週がテストだというのにこんな文章を真剣に書いている自分は相当間違ったことをしていると思う。